【実録】スパルタ教育義母 学歴にこだわり甥を追い詰めるトメに旦那が放った一言が…【スカッとしない】

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「スパルタ教育義母」  

義両親はとにかく学歴がものを言うと考えています。特に義母がスパルタ教育ママ。
見た目は小柄で穏やかそうな方ですが、お勉強の話になると豹変。
もちろん夫も有名大学を卒業していますが、兄弟も5人とも偏差値の高い有名な大学を卒業しています。
それに反して、私は国家資格を有しているものの、専門学校卒です。
悪気はないのだと思いますが、たびたび話に出てきて気になる「大学は出ておかないと仕事が不利」という言葉に、モヤモヤした気持ちを抱いていました。

ある時、義両親の孫である甥が大学受験に失敗。浪人生となり、予備校に通うことに。
そんな彼に、義母は毎週のように「模試はどうなんだ」「どこの大学にいくのか?」「ちゃんと勉強しているのか」とうるさいくらいに干渉していました。
彼女が学歴に執着するのは、自身が金銭的な理由で大学に進学することができず、やりたいこともやれないままに義父と見合い結婚したことに起因するようです。
甥はうんざりした様子でしたが、私は部外者なので静観していました。

しかし、夏休み明けになってもパッとしない模試の結果に、義母が長々と説教をはじめました。
激しい叱責で、さすがにこれはマズいと思って私が中に割って入ろうとしたその時、夫がキレました。
「あんたがやってきたことは間違ってる。その失敗作が俺だ!」
話を聞けば、自分なりに将来を考えて受験した大学に合格したものの、もっと偏差値の高い大学へと入学させられたとのこと。
志望学部でもないし、受験から燃え尽き症候群に陥り無為な大学生活を送った挙句、就職氷河期と重なって大学に八年間通った挙句に就活に失敗したのだ、と。
「お前は学びたいことをやれ」と甥に声をかける夫。
唖然とする義母。
息子自身から失敗作と言われたことがよほどショックだったのか、以後、義母が甥に口を出すことはありませんでした。
自分のやりたい仕事を見据えて専門学校を選んだ自分も、救われた気持ちになりました。
だけど、私は失敗作と結婚したのか……と妙な気持ちにもなりました。

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